癇癪しんどい。。。感情が言えるようになってから癇癪が激減した話

自閉スペクトラム症

一時癇癪が酷く本人も家族もほとほと疲れてしまったのですが、
自分の感情を伝えるセラピーをしてそれができるようになってから癇癪が激減しとても生活しやすくなったためこちらの記事で紹介します。

目次

本人も親もしんどい癇癪

息子が3歳過ぎくらいのとき、思い通りにならないと泣きながらひっくり返る、いわゆる癇癪が増えました。

例えば好きなパン屋さんの前を通って「パン買って」と言う息子に「今日は買わないよ。明日買おうね。」と言いお店を後にしようとすると

ぎゃー

とひっくり帰って泣く。

結局は無理やり抱っこしてお店を離れるんですが、本人も親もゲッソリします。

実施したセラピー

音声模倣ができる子が対象です。

STEP
癇癪が起こりそうなシチュエーションをあえて作る

我が子の場合、うたが大好きなiPadを手渡しておいて、
それを突然「はい、終わり」と言いながら取り上げました。

STEP
音声模倣のモデリングをする

iPadを取り上げられてぎゃんぎゃん癇癪を起こしている子供に向かって
ゆっくりはっきり「かなしい」と言い、リピートするように促します。

STEP
子供が「かなしい」と言えたらしっかり強化

子供がちゃんと「かなしい」と発声できたらしっかり強化します。
我が家の場合、すぐさまiPadを子供に手渡します。

ポイントは「正しい行動」=この場合だと「悲しい」という感情を表現する言葉を言えたらすぐにiPadを渡すことです。
それをすることによりその行動は正しいと教えるためです。

このセラピー後の我が子の変化

このセラピーを実施するようになってからわりかしすぐに
「悲しい」や「怒っている」という感情を表現する言葉を表出できるようになりました。

すると癇癪を起こす頻度が劇的が少なくなったのです。

我が子の場合、「悲しい」「怒っている」という感情を言葉で表現する術を知らなかったから癇癪を起こしていたんですね。

これって健常児であれば普通は教えなくても勝手にできることだと思います。
自閉スペクトラム症の我が子の場合は人への興味が薄いので普段から自分の周りの人の行動や所作、表情にそんなに注意して見ていないのでこういった自然に覚えることをセラピーでやる必要があるんですね。

既に音声模倣ができて、癇癪に困っているお子さんがいたら試しにやってみてください。

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