自閉スペクトラム症(ASD)のうたが1歳から2歳になるまでの頃の様子です。
目もよく合い、簡単なコミュニケーションは取れた
1歳から2歳になるまでのうたはよく目も合い、簡単なコミュニケーションが取れていました。
「〇〇の本取ってきて」「○○お片付けして」「ゴミポイして」など簡単なやりとりです。
まあ定型児で早い子であれば1歳になる前でもできるコミュニケーションではあります。
(我が家には定型児もいるので今なら分かる)
身体の発達ははいはいの時期は長かったものの、そこまで目立って遅れはなし。
もうとっくに足腰はしっかりしているのにハイハイ。
「歩けない」ではなく「歩くよりハイハイのが高速移動できるわ」ってハイハイしてるような感じ。
結局「すたすた歩きだしたのはちょっと遅かったかな?」くらいなもんでした。
絵本が大好きでエンドレスで親に持ってきていました。
気になっていたこと
が、気になっていたこともいくつか出てきました。
- 指差ししない
- 発語がない
- 特定の人に対する愛情表現が過剰
指さしを1か月半健診の時期になってもしなかった。
これが私の中の「この子もしかして何かあるのかな」がまた少し強くなったきっかけでした。
発語に関しても初めてちゃんとした発語が出たのが2歳になる少し前(数か月前?)だったので結構遅かったです。
でも我が家は夫がアメリカ人で家庭内マルチリンガル。
家では家族全員英語で会話しており、園では日本語という環境でした。
「バイリンガルの赤ちゃんは言葉は遅い」は定説です。
なので発語に関してはそこまで気にならなかったです。
そして「特定の人への愛情表現が過剰」というのは園で目立っていました。
我が子の場合、この『特定の人』というのが母親である私でした。
仕事が終わって園にお迎えに行くと、私の顔を見るなり笑顔になり急いで私に飛び込んでくる。
と、それって普通なんですが、我が子うたの場合は毎日お迎えの度自分の顔をやたら私の頬にくっつけてきていました。
しかも口を開けたままくっつけてくるので私の顔はうたのよだれでべとべと。
親としては可愛い我が子がそんなことをしてくるのは可愛いんですが、
今思うとこれも自閉スペクトラム症の特性の1つ、過度な愛情表現でした。
夫にも不安を共有しますが、彼はスーパーポジティヴ、楽観的マン。
「これこれできてるし目もよく合う。大丈夫でしょ。心配しすぎ。」と言った感じでした。
私は元々心配性の方で普段から心配し損みたいなこともよくあるため「私が心配しすぎなのかなー」とも思っていました。
1歳半健診での様子
1歳半健診の検査では
積み木つみ
➡できる
動物がいくつか描かれているボードを目の前に出され「わんわんどれ?」を聞かれ指さしで答える
➡できない(声かけに反応せず渡されたボードを取って遊んでしまう)
といった感じでした。
他問診でも色々聞かれたと思いますが、特にそこでは引っかかった記憶はなく、そのまま終わりそうな雰囲気だったので
「気になっていることがあるんです」とこの記事で書いた気になることを伝えました。
が、「様子見しましょう、2歳になったらまたお話しましょう」と言われて終わりでした。
今思えば特性も出ていたし、他の先進国であれば「自閉スペクトラム症グレー」は言われて
すぐに保険を使った療育が始まるくらいだったと思います。ABAでね。
が、残念ながらこの時点では支援やサポートには繋がりませんでした。
おわりに
自閉スペクトラム症児のうたが1歳の誕生日を迎えてから2歳になるまでの記録です。
なおここに記載している情報はあくまでも
自閉スペクトラム症の我が子「うた」の場合です。
似た状況でも自閉スペクトラム症ではない子もいますし、
逆に様子が違うからといって自閉スペクトラム症ではないということも言えません。
「自閉スペクトラム症」と言っても1人1人特性も性格も違うからです。
(もっと月齢が後になってから特性が出てくる子もいますし)
あくまでも参考程度にお読みください。
コメント